宇宙ゾーン
月探査
universea-15
月面探査車に乗るシミュレーションゲームを体験し、月探査の目的を学ぶ。
月面を走行するミッションに加えて、選択式で①写真撮影 ②観測機の設置 ③資源採取の3つのミッションから選んで体験する。
解説Explanation
月探査は、月の地質や環境を調査し、科学的な理解や人類の未来の拠点作りを目指す取り組みです。月面探査車(ローバー)は、極限の月面環境に対応するため、耐熱性や低重力対応設計の開発が進められています。特に、現在国際プロジェクトとして進行中のNASAのアルテミス計画は、月面での有人探査や水資源探索、持続可能な活動拠点の建設などを目指しています。
日本では、2024年にJAXAによる小型月着陸実証機「SLIM」が月面へのピンポイント着陸を成功させました。この成果は、小型かつ精度の良い着陸技術の獲得へ向けて大きな足掛かりとなりました。
深堀りDeep dive
2008年、日本の月周回衛星「かぐや」が収集したデータにより、月面の洞窟が一部崩壊してできた天窓の可能性がある縦坑が発見されました。
2024年7月、イタリアの研究者らはNASAの「ルナ・リコネサンス・オービター」のデータと3Dシミュレーションを組み合わせ、「静かの海」というクレーターに位置する縦坑の形状を詳細に描き出すことに成功しました。静かの海とは、1969年に人類がアポロ11号で初めて月に降り立った場所です。
その結果、縦坑の底から水平方向に広がる(あるいは下方向に傾斜した)空間の存在が示唆されました。洞窟の幅は約45メートルと推定されており、映画「インディ・ジョーンズ」や「地底旅行」に登場する冒険家たちも驚くような規模です。
もしかすると、月面に空いた他の穴とつながっている可能性さえあります。
月の洞窟は、宇宙放射線や微小隕石などから身を守るための自然のシェルターとして、月探査や月面開発の拠点となる可能性もあります。また、月表面とは異なり、隕石の衝突や風化の影響を受けにくいため、月形成当時の地質記録が残る貴重なサンプルが採れるかもしれません。
キーワード
- # 月探査
- # 月面探査車
参考・引用
- 小型月着陸探査機SLIM JAXA
- https://www.isas.jaxa.jp/feature/jmoon/jmoon_02.html
- 月に「洞窟」発見 ナショナルジオグラフィック
- https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/080600421/