地球ゾーン
地球の歴史
earthb-04
地球の構造
地球の誕生とそのなりたちや変遷について、大型グラフィックで学ぶ。
解説Explanation
太陽(原始太陽)が生まれた後、残りのちり(星間物質)が円盤状に集まり、およそ百万年かけて微惑星が形成されました。さらに数千万年程度の間に、微惑星はお互いに衝突・合体を繰り返し、大きく成長しました。その一つが地球(原始地球)です。
地球の歴史の最初の地質年代を冥王代と言います。この間、地球はちりやガスが混ざり合った状態から、中心の核、その周りのマントルや地殻、そして海や大気などの層構造へと分かれていきます。これを「分化」と言います。
深堀りDeep dive
地球の分化は現在もゆっくりと進んでいますが、大規模なものは冥王代初期(約45億年前)に進んだと考えられています。初期の地球は無数の小天体の衝突により巨大な熱エネルギーを蓄積し、一時的に全体が溶けた状態になりました。この状態を「マグマオーシャン」と呼びます。マグマオーシャンの中では、比重の大きい金属鉄が重力によって沈み込み、核を形成。その一方で、ケイ酸塩鉱物を主成分とする比較的軽い成分がマントルや地殻へと分化しました。この過程で、酸化されやすい金属元素(たとえば鉄やニッケルの一部)はマグマオーシャン中に残り、酸化されにくい金属元素(金や白金などの貴金属)は金属鉄との合金として核の中に取り込まれていきました。そのため、地殻やマントルにおける貴金属の含有量は極めて少なくなっています。しかし、その後も小天体の衝突は続き、約41億年前~38億年前にはピークを迎えます(後期重爆撃期)。この過程で、一部の貴金属が地殻やマントルに再供給された可能性も指摘されています。
キーワード
- # 冥王代
- # 分化
- # 微惑星
参考・引用
- 参考書籍:「地球惑星科学入門」北海道大学出版会