環境ゾーン
ウォーターサイクル・カーボンサイクル
environmente-01
炭素の循環を伝えるボールコースターと、水の循環を伝える映像によって、地球循環システムの中の炭素循環と水循環について学ぶ。
解説Explanation
地球上の炭素は、さまざまな場所に、そして、さまざまな状態で存在しています。たとえば、陸上の生物や土壌中の有機物、海水や河川や湖に溶けているCO2や有機物、化石燃料などが挙げられます。そして炭素が分布する大気、陸上、海洋、地殻やマントルなどそれぞれを貯蔵庫とみなし、炭素がこれらの貯蔵庫間を交換・移動する循環を「炭素循環」と呼びます。
地球上の水は同じ場所に留まっていることはなく、太陽のエネルギーによって海水や地表面の水が蒸発し、上空で雲になり、やがて雨や雪になって地表面に降り、それが次第に集まり川となって海に至るというように、絶えず循環しています。
深堀りDeep dive
地球には炭素循環・水循環以外にもさまざまな循環システムがあります。
窒素循環
窒素は、空気の中に一番多く含まれている成分で、空気の約78%を占めています。窒素は、生物の体を作るタンパク質などにふくまれている、大切な元素です。生物が食べ物からとり入れた窒素は、体の中で使われたあと、排泄物として外に出されます。また、生物が死んだとき、その体は小さな微生物によって分解され、窒素は自然に戻ります。このように窒素は自然の中を循環しています。
リンの循環
リンは、生物の体を作る大切な成分で、DNAを作るのに必要です。リンは、植物が元気に育つためにも大事な栄養で、肥料にも使われています。そのため、食べ物を作るためにたくさんのリンが使われてきました。リンは雨が降ると、陸から川へ少しずつ流れます。大雨や台風で洪水になると、土といっしょに大量のリンが川に流れこみます。このリンを使ってプランクトンが増え、それを小さな魚が食べ、さらに鳥が魚を食べ、鳥が便をすると、リンがまた陸にもどる、という自然のくり返しが起きています。このようにリンは自然の中を循環しています。
炭素や水、窒素やリンは自然の中を循環しています。循環のバランスが崩れると、自然全体や生物多様性に影響を与えてしまいます。
キーワード
- # 水循環
- # 炭素循環
参考・引用
- トニー・ジュニパー『ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑』創元社, 2020
- 気象庁『海洋の炭素循環』
- https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/mar_env/knowledge/global_co2_flux/carbon_cycle.html
- 環境省『平成19年版 環境/循環白書』
- https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h19/html/hj07010201.html
- 内閣官房水循環政策本部事務局「水循環とは!?」
- https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/mizu_junkan/about/index.html
- 環境省「第5節 人間社会と地球の循環システムが調和した社会を目指して」
- https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h25/html/hj13010205.html