ベーシックゾーン
くらやみ体験
basici-01
感覚
光が差し込まない部屋に入り、暗闇を進みながら視覚以外の感覚が働く様子について体験して学ぶ。
解説Explanation
人間は目で身の回りを見ることによって、さまざまな情報を得ています。この目で見ることを「視覚」と呼びます。しかし、人間には視覚以外にも、たとえば、音を感じたり(聴覚)、触り心地を感じたり(触覚)、においを感じたり(嗅覚)と、さまざまな情報を得ています。この視覚、聴覚、触覚、嗅覚に味覚を加えた感覚を「五感」と言います。
展示では、会場を暗くすることによって、視覚を使えなくしています。それによって、ほかの感覚がさまざまな情報を得ていたことに気づいたでしょうか? 人間は、あたりの様子を知るために、使える感覚をできるだけ使おうとします。だから、視覚が使えない分、ほかの感覚が敏感になったのです。
深堀りDeep dive
視覚や聴覚、触覚、味覚、嗅覚といった感覚の中で、ヒトがもっとも多くの情報を得ているのが視覚であると言われています。視覚は聴覚や味覚に影響を与えることが知られています(詳しくは「錯視コレクション」のQRコード解説をご覧ください)。
ヒトとは違った感覚を使って身の回りから情報を得る動物もいます。たとえば、コウモリは超音波(ヒトには聞こえない高い音)を口から出して、周りから跳ね返ってくる音を聞くことで、あたりの様子を感じ取っています。こうすることによって、木にぶつからないように飛び回ったり、飛んでいる虫を捕まえたりします。
今日の夜、布団に入ったら目を閉じて、何を感じるのかを1つ1つ確かめてみましょう。シーツの手触り、家の外の音、外を走る車のゆれなど、視覚以外の感覚がさまざまな情報を得ていることに気づくはずです。
キーワード
- # 感覚
- # 視覚
参考・引用
- 加藤宏、「視覚は人間の情報入力の80%」説の来し方と行方、筑波技術大学テクノレポート、25巻1号、pp. 95-100、2017
- https://tsukuba-tech.repo.nii.ac.jp/record/163/files/Tec25_1_18.pdf
- 「目が見えなくなると触覚が鋭敏になる」メカニズムを解明(ResOU)(閲覧:2024-11-22)
- https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2023/20230422_1
- Ask A Biologist「What is Echolocation?」(閲覧:2024-11-22)
- https://askabiologist.asu.edu/echolocation