ベーシックゾーン
ピン触覚
basici-08
ピンによって触覚の働きについて学ぶ。
解説Explanation
人間の皮膚は、熱さや冷たさ、痛み、触れられた感じなど、さまざまなことを感じることができます。このように、皮膚を通じて感じる感覚を「触覚」と言います。私たちは触覚を通して、身の回りの物の粗さや硬さ、温度、材質といった情報を知り、その情報を組み合わせて、さまざまな「感触」を得ています。
皮膚には、温度を感じる細胞や、痛みを感じる細胞、押されたり触れられたりしたことを感じる細胞などがたくさんあります。これらの細胞は、触覚を感じるためのセンサーのような役割をしています。このような情報を得るための部分を「感覚器」と言います。
深堀りDeep dive
触覚は体中の皮膚で感じることができますが、さわる場所によって、感じ取る細かさがちがいます。皮膚の2つの箇所を同時にさわった時、2か所をさわられたと感じるために必要な最小の距離を「二点弁別閾(にてんべんべついき)」と言います。
たとえば、指先はとても敏感なので、2本の爪楊枝を2、3mm離してつついただけでも2か所を触られたと感じることができます。しかし、背中や太ももは、5cm離れていても1か所だけが触られたように感じることがあります。これは、皮膚に感覚器が細かく並んでいるか、まばらに並んでいるかの違いによります。
このように、人間の感覚がどれくらい細かく違いを区別できるのかなど、心理的なことがらと物理的なことがらとの関係を調べる学問を「心理物理学」と言います。
目の見えない人が読むための文字として、点字があります。点字は6つの点の凹凸を1つの単位として、それを組み合わせて文字を表現する仕組みです。点字は、指先の触覚が優れていることを利用しています。通常の点字は、紙などに凹凸を作って表現されていますが、コンピューターとつながる「点字ディスプレイ」という装置もあります。これを使うと、電気的に凹凸を動かしながら次々と点字を表示することができます。
キーワード
- # 感覚器
- # 点字
- # 皮膚
- # 触覚
参考・引用
- 皮膚感覚|感覚(看護roo!)(閲覧:2024-10-16)
- https://www.kango-roo.com/learning/2411/
- 中野靖久、「心理物理測定法」、日本視覚学会学会誌「VISION」Vol. 7, No. 1、1995年
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/vision/7/1/7_17/_article/-char/ja/
- 点字とは(特定非営利活動法人日本点字普及協会)(閲覧:2024-10-16)
- https://tenjifukyu.jp/tenji/