ベーシックゾーン
ピンレリーフ
basici-09
感覚
多数のピンの出具合によって立体を表現する「ピンレリーフ」に体を押し当て、解像の原理について学ぶ。
解説Explanation
「ピンレリーフ」は、「ピンアート」や「ピンスクリーン」とも呼ばれ、たて横に並べられたたくさんのピンの位置と、それぞれのピンのでっぱり具合によって、物の形(シルエット)と表面のデコボコ(凹凸)を表現することができます。これによって、おしあてた物の形を立体的に見ることができます。
ピンの並びが細かいほど、物の形を細かく表現することができます。また、ピンのでっぱり具合を細かく調整できれば、物の表面のデコボコを細かく再現できます。
深堀りDeep dive
ピンレリーフは、ロシア出身のアーティスト、アレクサンドル・アレクセイエフとその妻クレア・パーカーが発明しました。アートの一部やおもちゃとして使われることが多いですが、実用的に利用されることもあります。ピンレリーフのピンをコンピューターによって動かし、平面的な図形や立体的な形を浮かび上がらせることによって、目が見えない人でも触って情報を得ることができます。これを「触覚ディスプレイ」と言います。
ピンレリーフはピンで立体を表現する装置ですが、逆にピンを使って立体の形を調べる装置もあります。「接触式3Dスキャナー」は、プローブと呼ばれる細いピンで対象物の表面をなぞり、その形状を読み取る装置です。プローブはたてと横(X軸とY軸)に沿って動き、各位置でのプローブの高さ(Z軸)を測定して、立体の形を再現します。自動車や飛行機の部品の検査などに使われています。
さらに、「走査型プローブ顕微鏡」という、プローブを試料の表面に接近させ、原子レベルの細かな凹凸を検出して表面の形状を観察することができる装置があります。科学の研究でなどに使われています。
キーワード
- # アート
- # デコボコ(凹凸)
- # 形(シルエット)
- # 立体
参考・引用
- ピンスクリーン(武蔵野美術大学 美術館・図書館 イメージライブラリー所蔵 映像作品データベース)(閲覧:2024-10-16)
- https://img-lib.musabi.ac.jp/search/document/detail-work/2787
- 走査型プローブ顕微鏡の原理と応用(一般社団法人日本分析機器工業会)(閲覧:2024-10-16)
- https://www.jaima.or.jp/jp/analytical/basic/em/spm/