宇宙ゾーン
月と地球
universea-11
地球、月、太陽の位置関係を表す模型をダイヤルで操作する。モニターで月の形・海の高さの変化を観察し、月の満ち欠けと潮の満ち引きのメカニズムを体験する。
解説Explanation
月の形が変わって見える「月の満ち欠け」は、太陽・地球・月の位置関係で決まります。月は約1か月かけて地球のまわりを回っているので、地球から見える月の姿は、新月から満月、そして再び新月へと移り変わります。

一方、「潮の満ち引き」は、月と太陽の引力(潮汐力)と、地球の自転や海水の動きが関係しています。月が海の水を引っ張り、大きく盛り上がる部分が時間によって変化するため、1日の中で何度か満ち引きが起こるのです。
月の満ち欠けは紀元前3000年頃から暦として使われてきました。地球から見ると、月は形を変えるだけでなく、日食や月食といった天文現象も見せてくれます。

深堀りDeep dive
暦には太陰暦と太陽暦があります。太陰暦では月が12回満ち欠けをすると1年になります。しかしその場合、1年が約354日となるため、季節とずれてきます。一方、太陽暦は地球が太陽を一周する約365日を基準とするため、季節と一致します。現在、多くの国で太陽暦(グレゴリオ暦)が使われていますが、イスラム暦のように太陰暦を用いる文化もあります。日本の旧暦(太陰太陽暦)は、月の動きを基準にしながら、うるう月を設けることで季節とのずれを調整していました。人工の明かりがなかった時代、月の光は貴重でした。そのため満月の夜は、収穫や祭りの時期の目安ともされていました。
このように、月と地球の関係は、時間の概念や暦の成り立ちに深く関わっています。古代の人々は太陽や月の動きを観察し、それを基に時間を計る方法を生み出しました。昼と夜を合わせて1日となり、月の満ち欠けが約29.5日で一巡することから1か月が定められました。さらに、太陽の高さや日の長さが一巡することから、12か月を1年としました。
実は、月の重力の影響で地球の自転速度は徐々に遅くなっており、1日の長さは少しずつ伸び続けているのです。
キーワード
- # 地球の自転
- # 月の満ち欠け
- # 潮汐(せき)
参考・引用
- もしも月がなかったら ニール・F・カミンズ
- https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784487761135