宇宙ゾーン
内惑星・外惑星
universea-12
内惑星・外惑星の位置関係と動きについて映像で学ぶとともに、地球から肉眼で見える5つの星(水星・金星・火星・木星・土星)の観察のポイントを紹介する。
解説Explanation
太陽系の惑星は、その軌道が地球の内側にあるか外側にあるかで「内惑星」と「外惑星」に分類されます。内惑星は金星と水星、外惑星は火星、木星、土星、天王星、海王星です。特に、水星は最大でも太陽から約28°しか離れず、観測が難しいですが、金星は約47°まで離れるため、明け方の東の空や夕方の西の空で明るく輝く姿を見ることができます。また金星を望遠鏡で観測すると、月のように満ち欠けをすることがわかります。一方、外惑星は地球から見て太陽と反対側に位置する「衝」のタイミングで一晩中観測可能です。特に火星は地球との距離の変化が大きく、衝の時期には非常に明るく輝きます。このような位置関係が、惑星の明るさや観測のしやすさに影響を与えています。
深堀りDeep dive
内惑星(水星と金星)は地球より太陽に近い軌道を回るため、「東方最大離角」や「西方最大離角」と呼ばれる見かけ上太陽から離れるタイミングが観測の好機です。とくに金星は、最大離角の際にマイナス4等級(月を除いて最も明るい)と非常に明るく輝くことから、「明けの明星」や「宵の明星」として親しまれています。一方、水星は太陽に近すぎるため観測が難しいですが、特定の時期に地平線近くで輝く姿を捉えることができます。
外惑星は「衝」の時期が観測の好機で、このタイミングでは太陽・地球・外惑星が一直線に並ぶ時を「衝」と呼び、このころ最も近づくので明るく輝きます。たとえば火星は約2年2ヶ月に一度「衝」を迎え、この時期に地球に最も接近します。ただし、火星の軌道は楕円形であるため、接近距離は毎回異なります。特に15~17年に一度訪れる「大接近」では、地球と火星の距離が最も近くなり、火星が非常に明るく観測できます。次回の「大接近」は2035年9月や、2050年8月です。
キーワード
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