宇宙ゾーン
天動説・地動説
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宇宙の中の地球
装置のボタンを押し、「天動説」と「地動説」とで天体の動きの違いを観察する。
※本装置は「天動説」「地動説」各説のモデルを簡略化し、1台の装置で表現した模型例です。
解説Explanation
「天動説」は地球を中心に、「地動説」は太陽を中心に、そのほかの天体が周りを回っているという考え方です。かつて広く信じられていた天動説ですが、現在では地動説が正しいことがわかっています。
天動説は古代ギリシャの時代から存在し、2世紀にプトレマイオスによって天文学の専門書『アルマゲスト』としてまとめられました。
その後、長い間信じられてきた天動説ですが、16世紀初めにポーランドの天文学者コペルニクスが太陽中心説(地動説)を唱えました。
深堀りDeep dive
実は、紀元前にも太陽中心説を唱えた人はいました。古代ギリシャの天文学者アリスタルコスです。しかし、その後この考えを支持する人は少なく、次第に忘れ去られていきました。
コペルニクスが地動説を唱えた背景には、天動説の複雑さへの疑問がありました。プトレマイオスの天動説では、惑星の逆行運動や変則的な動きを説明するために、「周転円」と呼ばれる複雑な補正が必要でした。これに対して、コペルニクスはより簡潔で調和のとれた宇宙モデルを追求し、太陽を中心に据えた地動説を提唱しました。
彼の著書『天球の回転について』は、1543年に発表され、天文学に革命をもたらしました。しかし、彼の理論は当初広く受け入れられず、望遠鏡の発明や、その後のガリレオやケプラーの観測と研究、ニュートンの理論によって、その正しさが証明されるまでには時間がかかりました。コペルニクスの地動説は、科学の歴史における転換点であり、現代天文学の礎を築いた重要な理論です。
キーワード
- # 地動説
- # 天動説
参考・引用
- 『科学の発見』(2016年)スティーブン・ワインバーグ(文芸春秋)